調理時間:10分
良質なタンパク質の宝庫でもある豚肉を、発酵バターのコクとメープルシロップの風味をいかして味わうメニューです。発酵バターは乳酸菌による発酵というひと手間が加わることで、お腹にやさしい乳酸菌が含まれているだけでなく、普通のバターよりもコクが深まり、特有の風味が増すのが特徴。メープルシロップとも相性が良く、豚肉の風味も引き立ててくれます。
材料 ※4人分
- 豚ロース(トンカツ用) 4枚
- リンゴ(酸味の強いもの) 1個
- メープルシロップ 小さじ1
- オリーブ油 少々
- 塩こしょう 少々
- 小麦粉 少々
- 発酵バター(豚肉用) 大さじ2
- 発酵バター(リンゴ用) 大さじ1
- シナモンパウダー 少々
- ①豚肉の両面に軽く塩こしょうをふり、小麦粉をまんべんなくまぶす
- ②リンゴは皮ごと縦に8等分のくし形に切る
- ③フライパンに薄くオリーブ油をしいてから発酵バターを入れて熱し、①を入れて両面を焼き、熱が通ればメープルシロップを加えて絡ませる。その後、別皿に取り出し、冷めないように保温する
- ④③のフライパンに発酵バターを入れ、リンゴを加えて弱火でゆっくり焼き、熱が通ればシナモンパウダーをふる
- ④器に豚肉を盛り、リンゴを添え、フライパンの煮汁を肉にかける
荒木 慶子(あらきけいこ)
1972年に渡米し、デュマ・ピエークッキングスクール全課程修了。1984年に料理スタジオ「クックダム」を設立。料理教室主宰、食品企業の商品開発などを行う。1990年には中国陝西省現代中医学 元漢方医 張先生につき東洋医学・薬膳を学ぶ。2016年にNPO法人認知症サポートネットに入会し、現在は認知症予防料理アドバイザーとして活躍。主な著書に『おかあさんのおかず本』(主婦の友社)、『きょうの料理』(NHK出版)等。
※記載内容は、取材対象者及び筆者の個人的な見解であり、特定の商品または発酵食品についての効果効用を保証するものではありません。