この季節、白菜をお鍋に使うことが多いので、余ったものを活用できるよう、通常はキャベツを使うところを白菜で仕上げています。また、本来のザワークラウトは発酵させてから食べるドイツ版漬物ですが、今回はリンゴ酢で酸味をプラスし、すぐに食べられる短時間バージョンに。リンゴ酢の爽やかな酸味がきいてさっぱりと食べられ、スパイスで入れる丁字が胃腸を温めて働きを活発にしてくれる役割を担ってくれます。
材料 ※4人分
- 白菜 300g
- A
リンゴ酢 大さじ1
塩 小さじ1/2
砂糖 小さじ1/2
- 玉ねぎ 1/2個
- オリーブ油 大さじ2
- 白ワイン 大さじ5
- ベイリーフ 1枚
- 丁字(クローブ) 1個
- リンゴジュース 50cc
- ソーセージ 4〜6本
- ①白菜は葉をざく切りに、軸は繊維に沿って小指大ほどの細切りにする
- ②ボウルに入れ、Aをまぶして15〜20分置く
- ③鍋にオリーブ油を熱し、スライスした玉ねぎを入れて色付かないよう炒め、①の白菜、白ワイン、ベイリーフ、丁字を炒めながら煮汁を煮詰める
- ④汁気がなくなればリンゴジュースと一口大に切ったソーセージを加えてひと煮立ちする。その後、塩コショウで調味する
- ※酸味が足りない場合はリンゴジュースを足す
- ※好みでキャラウェイシードを加えてもよい
荒木 慶子(あらきけいこ)
1972年に渡米し、デュマ・ピエークッキングスクール全課程修了。1984年に料理スタジオ「クックダム」を設立。料理教室主宰、食品企業の商品開発などを行う。1990年には中国陝西省現代中医学 元漢方医 張先生につき東洋医学・薬膳を学ぶ。2016年にNPO法人認知症サポートネットに入会し、現在は認知症予防料理アドバイザーとして活躍。主な著書に『おかあさんのおかず本』(主婦の友社)、『きょうの料理』(NHK出版)等。
※記載内容は、取材対象者及び筆者の個人的な見解であり、特定の商品または発酵食品についての効果効用を保証するものではありません。