冬に旬を迎えるかぶらを使った温かなスープ。本来のボルシチは“スメタナ”というサワークリームを入れますが、使う頻度が限られているサワークリームの代わりにワイン酢を使用しています。たっぷりと野菜が食べられ、体の芯から温まるやさしい料理は、疲れた胃腸の回復も期待できます。今回はワイン酢を使いましたが、ヨーグルトを使っても風味が増しておすすめです。
材料 ※4人分
- かぶら(中サイズ) 2個
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 1/3本
- ベーコン(細切り) 2枚分
- チキンスープ 2.5カップ
- トマトジュース(濃いめ) 1カップ
- ワイン酢 大さじ1
- 塩コショウ 少々
- オリーブ油 大さじ2
- サラダ油 適量
- ①かぶらは一口大のくし形に切り、玉ねぎとにんじんはすりおろす
- ②鍋にサラダ油を熱し、ベーコンを入れて炒め、色付いたら別皿に取る。
- ③鍋の油をぬぐい、オリーブ油を加え、①の玉ねぎとにんじんを加えて炒める。熱が通れば、チキンスープ、トマトジュースを加えて5〜6分煮る
- ④③にかぶら、ベーコンを入れ、中火で4〜5分煮る。かぶらに熱が通れば、ワイン酢と塩コショウで調味する
- ※かぶらの葉は茹でて加えてもよい。
荒木 慶子(あらきけいこ)
1972年に渡米し、デュマ・ピエークッキングスクール全課程修了。1984年に料理スタジオ「クックダム」を設立。料理教室主宰、食品企業の商品開発などを行う。1990年には中国陝西省現代中医学 元漢方医 張先生につき東洋医学・薬膳を学ぶ。2016年にNPO法人認知症サポートネットに入会し、現在は認知症予防料理アドバイザーとして活躍。主な著書に『おかあさんのおかず本』(主婦の友社)、『きょうの料理』(NHK出版)等。
※記載内容は、取材対象者及び筆者の個人的な見解であり、特定の商品または発酵食品についての効果効用を保証するものではありません。