日々忙しく過ごす中で、ごはんを作る余裕がない日や「もう一品ほしいんだけど…」と思う時ってありますよね。そんな時に役に立つのが保存食です。保存食は暮らしの知恵から生まれた歴史ある食べ物で、食材を塩漬けや酢漬けにしたり、発酵食品(保存食)として先に開発された味噌を利用した保存食も作られてきました。保存食は長期間保存できるのはもちろん、発酵したうまみや味の変化が味わえるのも魅力です。しかも、おいしいだけでなく、発酵することで健康に役立つ成分がぐんと増え、体にもよい効果があるものもあります。手作りなら無添加で、食材も自分で選べるから安心です。ぜひ、毎日の食事に取り入れて、気軽に発酵食品を楽しんでみましょう。
荒木 慶子(あらきけいこ)
1972年に渡米し、デュマ・ピエークッキングスクール全課程修了。1984年に料理スタジオ「クックダム」を設立。料理教室主宰、食品企業の商品開発などを行う。1990年には中国陝西省現代中医学 元漢方医 張先生につき東洋医学・薬膳を学ぶ。2016年にNPO法人認知症サポートネットに入会し、現在は認知症予防料理アドバイザーとして活躍。主な著書に『おかあさんのおかず本』(主婦の友社)、『きょうの料理』(NHK出版)等。
※記載内容は、取材対象者及び筆者の個人的な見解であり、特定の商品または発酵食品についての効果効用を保証するものではありません。