発酵のポイントは温度管理
「おうちでできるDIY発酵」で触れたように、ヨーグルトや甘酒、パンづくり用の天然酵母種など、家庭でのDIY発酵はコツをつかめば意外に簡単です。
ポイントになるのは温度の管理。ヨーグルトでは40~42℃、甘酒は55~60℃、天然酵母種が25~28℃など、発酵食品によってそれぞれ発酵が進みやすい温度帯があり、これをキープすることが大切です。
炊飯器やこたつなどの家電で適温づくりを
そんなときに手軽に使えるのが、おうちにある生活家電です。
例えば炊飯器で甘酒をつくったり、冬場の気温が低いときには柿酢をこたつやストーブの横に置いておいたり。あるいは夏場に水キムチなどの発酵をゆっくり進めたい場合に、冷蔵庫を利用するなど。
家電を活用する際には、温度計や時計を使って保温温度と経過時間をこまめにチェックすると、DIY発酵をよりスムーズに行うことができます。
あると便利なヨーグルトメーカー
家電を使った温度管理でも十分DIY発酵は楽しめますが、さらにあると便利なのが市販されているヨーグルトメーカーです。
菌によって適切な温度帯をキープしつつ、タイマー機能で時間管理もしてくれるので、材料と菌で種をつくって入れておけば、あとは機械におまかせ。ヨーグルトのほかにも、甘酒や納豆、塩麴、パン種など、いろいろな発酵食品づくりに使える優れモノです。
専門メーカーによるおすすめ発酵器
1971年から国内で初めてヨーグルトメーカーを製造販売したタニカ電器では、1℃単位で温度設定が行える「ヨーグルティア」や「KAMOSICO」といった家庭専用の発酵器を販売しています。
http://subaruya.com/hakkouki/
家電を上手に使って発酵食品づくりをもっと身近に
DIY発酵で最も大切な温度管理を、家電や発酵器に助けてもらえられたら、もっと発酵食品づくりが身近に感じられそうですね。
まずは温度管理が比較的簡単なヨーグルトや甘酒から試してみてください。そして、コツをつかんだらぜひいろいろな種類の発酵食品づくりにチャレンジしてみてください。
楽しく発酵食品を手づくりして、豊かで健康的な食生活を送りましょう。
※記載内容は特定の商品または発酵食品についての効果効能を保証するものではありません。