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インタビュー

日本美腸協会理事長 小野咲さんインタビュー4 私に必要な菌はどれ? 美腸セラピストが教える菌のオールスター

2017.10.30

「発酵食品は身体にいい」とはよく聞くけれど、「何がどういいのか」はいまいちピンと来ないかも。

実は、発酵食品がはたらきかけるのは「第二の脳」とも呼ばれる「腸」。発酵食品に含まれる菌や酵素が腸内細菌を増やしたり、活性化させたりすることで、腸内環境が整うとも言われています。

腸は消化された食べ物や水分から栄養を吸収し、エネルギーの源を生み出す器官。それが正常にはたらくようになれば、免疫が高まったり、代謝がよくなったり、血液のめぐりがよくなったりすると言われております。
そこで、美容や健康をささえてくれる腸内細菌に注目。腸を正しくケアすることで美容と健康を叶えることを目指す、日本美腸協会理事長の小野咲さんに、菌の種類や効果について聞きました。

小野「腸内細菌には600~1000もの種類があると言われています。でも外から取り入れられる善玉菌は、あまり種類は多くありません。ここではよく知られている5種類の菌について紹介します」

小野咲(日本美腸協会理事長)

一般社団法人日本美腸協会理事長。看護師として小児病院で働くなか、手術の際に腸が傷つく事で命に大きく影響を及ぼす事を知り、腸についての勉強を始める。その後【美腸エステ®】という新しいジャンルの体質改善No.1エステティックGENIEを、青山と恵比寿に立ち上げ、腸もみを通じて、多くの人々に腸を健康にして美しくなるための知識やケア方法を伝えている。2017年7月、腸ケアによるダイエット方法をまとめた『下がらないカラダ』を上梓した。

書籍の紹介

下がらないカラダ小野咲(著)
定価:本体価格 1,200円 + 税
ISBN978-4-7631-3618-3 C0077
四六判並製 本文190ページ
2017年7月5日初版発行

1.乳酸菌

乳酸菌は体内のいたるところに住んでいる善玉菌。主に小腸に多く生息し、糖を分解して乳酸を作り出してくれます。この乳酸が整腸作用はもちろん身体にいいはたらきをするんです。

乳酸菌は「通性嫌気性」という性質をもっていて、酸素のなかでも生きることができる菌。だから自然界に広く生息しています。

乳酸菌が含まれている食べ物は、牛乳やヨーグルト、漬物など。とくにぬか漬けの「ぬか」には植物性乳酸菌がたっぷり含まれています!

2.ビフィズス菌

ビフィズス菌は腸内に住む善玉菌の、なんと99%を占めると言われている菌。「偏性嫌気性」という性質があるので酸素に触れると生きていくことができず、人間の身体のなかでは大腸のなかだけに生息しています。

乳酸を作り出すのは乳酸菌と同じですが、ビフィズス菌はほかにも強い殺菌力をもつ酢酸やビタミンB、葉酸も作り出してくれるんです。

ビフィズス菌は自然界では生きていけないので、食品には含まれていません。ただ最近では、ビフィズス菌を加工して酸素に触れないようにした機能性食品も多く売り出されています。

3.酵母菌

酵母菌は糖を分解してアルコールと炭酸ガスに変える善玉菌。だから糖質のとりすぎを防いだり、ほかの悪玉菌のはたらきを抑えたりしてくれます。

酵母菌は、ビールや日本酒、ワインといったお酒の製造過程で使用します。

4.酪酸菌

酪酸菌は腸内環境のバランスを整えてくれる働きがあります。さらに酪酸菌は、脂肪を燃焼させる短鎖脂肪酸を作り出してくれるといわれているんです。

また、比較的生命力の強い菌で、厳しい環境下でも死ぬことはなく、生きたまま腸まで届いてくれます。

そんな酪酸菌は、酢やワインビネガーのほか、ぬか漬けやチーズなどに少量ですが含まれています。

5.糖化菌

糖化菌がもっているのは、乳酸菌がそのままでは分解できないデンプンを糖へ分解するはたらき。そのため乳酸菌と糖化菌を一緒に摂取することで、より効率的に腸内環境を整えてくれます。納豆菌も糖化菌の一種です。

菌のパワーで健康的な生活を!

人間の腸にいい影響をもたらしてくれる菌。発酵食品を複数バランスよく取り入れることは、善玉菌を増やすことにつながります。腸内環境が整って、健康的な生活に一歩近づけるはず。
菌のオールスターを身体に取り入れていきましょう!

※記載内容は、取材対象者及び筆者の個人的な見解であり、特定の商品または発酵食品についての効果効用を保証するものではありません。

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