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インタビュー

管理栄養士 浅野まみこ先生インタビュー 実はアスリートにもスポーツドリンクとして好まれる甘酒

2018.12.27

一年中盛んに行われているスポーツ。今回は、スポーツドリンクについて少し考えてみたいと思います。ひと言でスポーツドリンクと言ってもさまざまなタイプがあります。期待する効果も、水分補給や熱中症対策からエネルギー補給、疲労回復、筋肉の回復、体調維持などスポーツドリンクのタイプごとに異なり、飲むタイミングも、スポーツ前、最中、後とタイプごとに異なったりします。

市販のものだけでなく、自家製のスポーツドリンクを作っている人もいるくらいです。今やスポーツドリンク自体が、ひとつのジャンルと言ってもよいくらいですね。

運動で失われる糖分とミネラルの補給のために

意外かもしれませんが、最近、スポーツ愛好家で、甘酒を好んで飲む人がいます。特に長距離を走るアスリートなどは、糖分が切れないようにしないといけないので、糖度の高いスポーツドリンクを飲んだりしますが、甘酒には吸収の早いブドウ糖が入っていて、すぐにエネルギー源になるのでこのニーズを満たし、運動中、運動後の低血糖予防にもなります。

甘酒には、汗で失われるナトリウムやカリウムなどのミネラルも入っているので代謝も促してくれます。もちろん水分も補給できますので、甘酒は、スポーツドリンクとも言えます。

また適度な運動は、実はダイエットにとっても非常に良いことです。その理由は、運動によってカロリーが消費されることだけではありません。運動によって筋肉をつけることも、とても重要なのです。なぜかというと、筋肉はそれ自体を維持するためにエネルギーを必要としますので、代謝が高まりダイエット効果が見込めるからです。

ダイエット方法には、食べないダイエットや糖質抜きダイエット、置き換えダイエットから燃焼ダイエットなど、さまざまなタイプがあります。また、その時々でトレンドも目まぐるしく変わりますが、昨今のダイエット方法のキーワードは「代謝」です。摂った栄養分を必要以上にため込まず、しっかりと循環させることが重要という、とても理にかなった考え方です。

ダイエットの新たなキーワード「代謝」を高める甘酒

栄養素の吸収について考えるとき、特に、摂取した糖分をスムーズに代謝させることはとても重要です。糖質代謝に関わるのが甘酒にも含まれているビタミンB1です。ちなみに、ダイエットをすると食事が少なくなり腸内環境が悪化しがちですが、甘酒は発酵食品ですので、腸内環境を整える効果も期待できます。甘味もあって飲んだ後の満足感も得られますので、置き換えダイエットの隠れアイテムとしても適しています。このようにみると、甘酒はダイエットドリンクとしても、非常に合理的なのです。

例えば、甘酒を豆乳で割って飲むと、ダイエットで摂取量が少なくなるタンパク質を補うことができます。タンパク質は、アスリートやスポーツ愛好家の方々にとっても、筋肉の修復や維持のためにしっかりと摂る必要があります。
今年は、スポーツやダイエットのために、“甘酒の豆乳割り”をぜひ試してみてください。

浅野まみこ(株式会社エビータ 代表取締役 / 管理栄養士)

1997年 東京家政大学家政学部栄養学科を卒業。同年に、管理栄養士国家資格を取得し、管理栄養士としての活動をスタート。集団給食、病院給食業務を経て、770床の総合病院をはじめ、臨床栄養を実践。約4年間の病院勤務。病院時代から専門としていた糖尿病を研究テーマとし、その後企業や病院でのカウンセリング専門業務を実施。行動変容をベースとした栄養カウンセリングのプログラムを確立。2007年に独立。2008年株式会社を設立。栄養指導の件数は、18000件以上になる。カウンセリング業務専門会社の予定が、レシピ開発なども人気となり、現在は、カウンセリングサービス、料理・商品開発、講演、コンサルティングと多岐にわたる。TBS名医のTHE太鼓判準レギュラー、NHKおはよう日本をはじめ、メディアに多数出演。夕刊フジ水曜日に連載を持つ。著書に「『コンビニ・外食』で健康になる方法」(草思社)、「血糖値を下げる夜9時からの遅ごはん」(誠文堂新光社)などがある。

※記載内容は、取材対象者及び筆者の個人的な見解であり、特定の商品または発酵食品についての効果効用を保証するものではありません。

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