発酵の基礎知識

寝かせ発酵玄米はダイエットや健康に効果がある?

2018.10.30

ダイエットや健康に関心のある人は、玄米の栄養的な素晴らしさをよくご存知です。しかし、食べにくいため続けられず、挫折してしまう人が少なくありません。

ところが、玄米を数日寝かせて発酵させると、パサパサだった玄米がモチモチになってとても食べやすくなるのです。また、栄養価もパワーアップし、ダイエットのサポートもできると評判になっています。

これから、玄米を数日寝かせて発行させた寝かせ発酵玄米がどのようにダイエットにつながるのか、寝かせ発酵玄米の栄養成分、栄養価などの栄養情報を基に検討してみます。

寝かせ発酵玄米とは?

寝かせ発酵玄米は酵素玄米とも言われています。他にもいろいろな呼び方がありますが、炊き上がった玄米を数日間、寝かせて発酵させていくので、「寝かせ発酵玄米」と本記事では呼ぶことにします。

玄米を白米と同じように炊き上げるとパサつき、非常に食べにくいですよね。ところが、炊き上がった玄米を3日間は保温しながら寝かせると、モチモチ感が出てとても食べやすくなります。これが寝かせ発酵玄米。炊くときに塩と小豆を加えます。

白米は胚芽やヌカの部分が除去(精米)されて出来上がり、玄米は精米される前の米なのでヌカや胚芽がついた状態です。玄米が食べにくいと言われる原因であるヌカや胚芽にたくさんのビタミン、アミノ酸が含まれています。

炊いた玄米を保温しながら酵素を活性化(発酵)させることで食べやすくなり、うま味成分、栄養成分がさらにアップします。

寝かせ発酵玄米がもたらす健康への役割とは?

玄米は白米よりもビタミン、ミネラルや食物繊維などがたっぷりと含まれ、完全栄養食品とまで評されています。ただ、玄米は非常に食べにくいため、玄米食を続けたいという思いはあってもなかなか続かず、思うように玄米のメリットを感じることができません。

一方、モチモチとしておいしくなった寝かせ発酵玄米であれば、玄米そのものよりはたくさん食べることができ、玄米の栄養をたっぷりと取ることができます。便秘解消、スキンケア、生活習慣病予防……その他にも魅力がたくさんあります。その中で具体的に取り上げたいのが、GABA(ギャバ)によりストレスや不眠の緩和が期待できること。

ストレスの多い現在の社会では、寝かせ発酵玄米が有益な食品となりそうですね。

寝かせ発酵玄米とダイエット

寝かせ発酵玄米で一番注目を浴びているのがダイエットとの関係。寝かせ発酵玄米がどのようにダイエットをサポートすると考えられているのでしょうか?

玄米と白米はカロリーがほとんど一緒です。玄米も食べすぎれば当然、太ってしまいます。玄米にはカロリーにならない部分であるヌカや胚芽に、たくさんの食物繊維が含まれているため、腸内環境の改善をサポートします。そして、玄米の中の酵素が活性化されることで体内の代謝が促され、基礎代謝が上昇しやすくなります。

特筆したいのがGI値(食べた後の血糖値の上昇度合い)が白米よりも低いことです。玄米のカロリーは白米と同じでもGI値が高くならないため、脂肪を合成するインスリンの量を白米よりは抑えられると言われています。また、玄米に含まれるビタミンB群は、糖質や脂質の代謝を促進する働きがあると言われています。

以上のような理由で、寝かせ発酵玄米はダイエットのサポートに適した食品の一つと期待されているようです。そして、炊くときに加えた小豆には食物繊維、ビタミンB類、ポリフェノールなどが豊富に含まれています。

寝かせ発酵玄米のおいしい作り方

材料)
発芽玄米 4合(600g) 
小豆 50g 
塩 3g 
水 900ml

作り方)
➀ボウルの中に発芽玄米と小豆を入れ、手早くすすぎながらとぎ、水を換えます。この一連の作業を3〜4回繰り返します。
②➀を炊飯器(内釜)の中に移して、水900mlを入れます。その後、塩3gを加えて、全体をかき混ぜ、炊き始めます(玄米モードで※)。
③炊き上がった玄米は保温状態のまま毎日1回、優しくふんわりとかき混ぜます。
④寝かせ発酵玄米のできあがり。3日目ぐらいからおいしくなり、栄養価も増してきます。
※玄米モードのない炊飯器の場合、玄米をといだ後、一晩(6時間程度)水につけてから、炊き始めます。

●注意点
・7日以内に食べきりましょう。

健康に良いとわかっていながら食べにくかった玄米ですが、発酵させることで食べやすくなり、玄米の栄養をしっかり取ることができます。寝かせ発酵玄米を使うことで栄養のバランスを崩さずにダイエットのサポートが可能になるのは、うれしいですね。

※記載内容は筆者の個人的な見解であり、特定の商品または発酵食品についての効果効用を保証するものではありません。

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