発酵を正しく学んで料理・健康・生活に生かせる発酵の資格4選
健康に関心が高まる中、発酵に関する知識を系統的に学べ、料理や健康に生かせる民間資格を4つ紹介します。
発酵食品は、体に良い作用が期待できますが、摂取しすぎるとよくありません。また発酵食品は、単に食べるだけでは良い作用が半減する場合もあります。資格取得で正しい知識をマスターしませんか。
※資格の詳細は変更される可能性があります。最新情報の確認をお願いします。
発酵食品の作り方や料理法が身につく資格「発酵食健康アドバイザー」
資格の概要
「発酵食健康アドバイザー」とは、微生物や菌にどのような種類があり、それがどのように作用すれば発酵食品ができるのか、また健康や美容にどのように作用するのかなどの知識が身につく資格です。
普段の生活の料理に発酵食品をうまく生かす知識も習得でき、それを専門家として周囲の人にアドバイスする能力も得られます。資格取得後は、発酵食品に関する講師としての活動も期待できます。
年齢、学歴などの受験資格はなく誰でも受験できます。受験申し込み・試験は在宅で可能です。試験は年間6回偶数月に実施されます。申し込むと試験問題が郵送されてきて、所定の期間内に問題を解いて解答用紙を返送します。
資格取得に必要な費用
受験料:10,000円(税込)
資格認定団体
日本インストラクター技術協会
身体の中からキレイを目指せる資格「有機美容発酵食品マイスター」
資格の概要
「有機美容発酵食品マイスター」とは、発酵食品とその料理技術の水準が一定以上あることが認められると取得できる資格です。発酵食品に関する幅広い知識を得ることで体の中からキレイを目指せます。必要な知識は、麹(こうじ)や菌の働き、及びみりん、酢、味噌(みそ)、チーズ、ヨーグルトなどさまざまな発酵食品に関する知識、その美容・健康への影響などです。
資格取得後は、自身の美容・健康に生かすだけでなく、飲食関係の仕事をはじめ美容・健康、食育や教育に関する仕事などでの活躍が期待できます。
受験資格はなく誰でも受験できます。受験申し込み・試験は在宅で可能です。試験は年間6回偶数月に実施されます。申し込むと試験問題が郵送されてきて、所定の期間内に解答し、解答用紙を返送する方式などは「発酵食健康アドバイザー」と同じです。
資格取得に必要な費用
受験料:10,000円(税込)
資格認定団体
日本安全食料料理協会
日本の食文化の魅力を世界に伝える資格「発酵マイスター」
資格の概要
「発酵マイスター」とは、昔から日本人が親しんできた発酵食品の味噌、醤油(しょうゆ)、甘酒などの伝統的な食文化を日本の地域活性化とつなげながら、「発酵食品」の正しい知識を広め、自身の食生活や健康・美容を見直すきっかけを目指す資格です。
近年、和食が海外でブームになっており、正しい日本の食文化を発信していくことが求められています。資格そのものの目的にはなっていませんが、日本の食文化を大切にする姿勢は、世界に日本の食文化を広げることにも生かせます。
年齢や学歴など属性に関する受験資格はありませんが、「発酵マイスター」の資格を取得する前に、1日で修了する麹(こうじ)・甘酒・味噌・醤油に関する各「ベーシック講座」の受講・修了が義務づけられています。この講座の修了試験はありません。現時点で、この講座は東京と大阪でしか開催されていません。
「発酵マイスター」の資格取得には、さらに4日間の養成講座に参加し、その後行われる試験に合格しなければなりません。「発酵マイスター」の講座、試験とも現時点で東京でしか開催されていません。「発酵マイスター」に合格すると上位資格の「発酵プロフェッショナル」の資格に挑戦できます。講座、試験日程は主催団体に確認をしてください。
資格取得に必要な費用
ベーシック講座の受講費用:6,480円(税込)×4回
発酵マイスター養成講座受講費用(受験費用を含む):172,800円(税込)
資格認定団体
日本発酵文化協会
発酵の知識と技能が幅広く身につく資格「発酵食スペシャリスト」
資格の概要
味噌や醤油(しょうゆ)などの調味料やその地域独自の漬物などから海外の珍しい発酵食品まで、国内外の発酵食品に詳しくなれる資格です。今までなじみがなかった発酵食品や調味料も使いこなせるようになります。
そのほか机上の知識だけでなく40種類の発酵食レシピがマスターできます。健康や美容への影響から、発酵食の選び方、調理のコツまでの幅広い知識を、講座で習得し、講座修了で資格が取得できます。試験が苦手な人にお勧めです。
資格取得に必要な費用
一括払い受講料:36,000円(講座を修了すると資格が取得でき、試験はありません)
分割払い、及び割引制度があります。
資格認定団体
ホールフード協会(講座運営は株式会社学文社)